敷地は埼玉県の西部、丘陵地帯に差し掛かる手前の古くから広がる田園地帯の区画整理地内です。
端正な切り妻屋根とし、南面の開口部を十分に確保しました。
骨太な構造で鈍重な印象になってしまうのを避けるため、屋根勾配や屋根材の選択児注意しながらバランスを取りました。
構造は柱勝ちの軸組みとし、角柱は全て土台の上に乗るのではなく基礎の上に直接建っています。
建設地 : 埼玉県 鳩山町
施 工 : (有) 富樫工務店
構造 : 在来軸組み
外部仕上げ : 陶器平瓦
壁/ラスモルタル吹き付け(通気工法)
内部仕上げ : 天井/和紙 壁/和紙クロス&杉板
床/ラジアータパイン15mm
構造材 : 柱/桧 土台/桧 梁/杉 松
建物規模 : 敷地面積/300㎡ 延べ床面積/173.24㎡
1F床面積/105.31㎡ 2F床面積/66.93㎡
何も手を入れずに来ました。家族とともに成長していました。少し外壁の色味が褪めたような気がしますが、表面の劣化はまだ大丈夫。 建具などの調整や網戸の交換などがすぐに手をかけたほうがいい箇所です。外部木部も初期の塗装が劣化していますが、今後5年間ぐらいでの補修計画を立てて少しづつ手を入れていくことになりました。
建物本体はしっかり軒が出ているので外壁の劣化も少ないですが、軒が出ていない物置の壁はそれなりに劣化しています。玄関ドアなども西日が当たるため中と外では全く違う表情になっています。無垢の建具は少し手を入れれば新品同様になります。