株式会社 エコデザイン 青山エコファクトリー  2023.05竣工

屋根工事太陽光工事 ドローンは今まで見えなかった仕事が見れて楽しい。

株式会社エコデザイン青山エコファクトリー


完成写真はプロのSTEP太田さん
ドローンは今までだったら見えなかった仕事が表に出るので新鮮です。
板金屋に太陽光パネル
板金は大谷スレートさん丁寧な仕事でした。


太陽光は太陽光パイオニアであるエルガの桜井さん、136枚≒44.88kwこの建物がほぼ自給できる設計。
設計段階から打ち合わせに参加していただき、室内への採光や排煙を検討しながらも140枚近くを搭載する前提で屋根形状は決められた。合理的な形状であり機能は美しくもなるなと思ったりしている。
屋根廻りの仕事皆さんありがとうございました。


外壁は板張りとガルバリウム鋼板 木材はほぼ地域材

 ファサードと夜景です。撮影はいつもの太田さん
請負は(株)小川建興さん、大工さんは池亀さん富田さん笠松さん福弥建設さんの大工たち、たくさんの大工さんが関わってくれました。
 材はほぼ地域の汎用材、特別なものは使わない。製材はときがわ木材さん。
普通にある汎用規格材でつくるというのも目的の一つです。
汎用材を使うことで大工さんであればだれでも仕事に参加できます。
昨今パテントを取得したり技術や材料、施工会社の囲い込みが多くみられ、巷の一技術者が手を出せない仕組みが増えていますが、技術は継承されなければなりません。
普通に地域にある材で普通の大工さんが取り組める、そんな汎用技術でつくりたいと考えています。
土間洗い出しと柱型は発地左官さん。
洗い出しは写真では質感がよくわかりませんぜひ現地でご覧ください。
外壁板はオスモの自然塗料で軽く保護しています。
玄関ドアは自動ドアっぽさが無いように作った木製自動ドアで、建具全般小川のダイミ工業さんと協力建具屋さんです。
建具の仕上がりはとても良いです。
小川とその周辺は職人レベルも高いのではないかな~

エントランスからコミニュティーホールからキッチン

エコデザインエコファクトリー第3弾


エントランスからコミニュティーホール
床はヨーロピアンオークにオスモオイル仕上げ。初めて使いましたが国産オークより硬い気がするのと杢目が荒いと思いました。
エントランス天井は細川紙そのほかの天井は機械漉の和紙
壁は杉板重ね張り。


ホールは一般に開放予定でテラスからも入れます。滑り台は非常用ではなく常用で誰でも滑れます。
ダイミ工業さんの木製建具は全て引き込みで全開放となります。
滑り台側の壁は小川の藁を入れて土壁。そのほか薄付け漆喰


キッチンは営業許可が取れる仕様で、製作はオーダーキッチンの一木さんにお願いしました。
ホールが解放され使われるの楽しみです。


設計室から開発室

 設計室と開発室
設計室からは東秩父の山並みが見えます。
床はヨーロピアンオークにオスモ塗装 
壁は合板仕上げ・杉板・塗装など
 2階はハウトラスにて15mスパンの空間です。
許容応力度計算にて梁としてトラス検証をし、架構としては在来軸組筋交い工法です。圧縮は杉材・引っ張りは高張力鋼16mm使用で、引っ張りに弱い木の仕口を考慮しました。
 
 地域の材、一般流通材なので特別な仕掛けはありません、地域の大工さんが取り組める架構としました。
小屋組み露出なので空調のヨシマサ設備さんスタッフとても頑張ってくれ、美しいダクト取り回しになりました。
やはり配管がすべて見えるということは、事前の打ち合わせときれいに見えるルート決めなどが大切です。
位置決めをしてうまく吊れるかなど下地に工夫も必要になります。
なかなかない経験で楽しかったと言っていただけてうれしいです。
構造加工は(株)篠原商店さん 製材は(有)ときがわ木材さん
小川建興の大工さんと当事務所の関係大工さん仕事量ものすごいものがありました。ありがとう

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