繋ぐ家  小川町腰越

小川町の西、古くから人が生活をしていた暮らしやすく、古い文化を感じる地域です。

北側には小高い里山が控え、緩やかな南斜面の地域です。

小川町で賃貸に住み、子供たちを育てながら、小川に住まいを建てることに決まました。

古い建物が建っていた市街化調整区域のこの土地が気に入り購入し、解体をしての新築です。

「人と人とが出会い繋がる」

たくさんの方たちとに繋がりがある、ここに住むことになりました。

 

 

林業ハイキングで知り合い、小川町の山林の桧を伐採しつくりました。

素材も単純に杉・桧・漆喰・和紙

外観も至ってシンプルです。

黒いパネルは太陽光パネルです。

できるだけエネルギーは自前で賄います。

 

断熱性能を高め、機械設備に極力頼らないパッシブなつくりです。


玄関前は車庫というより、農機具を置いたり、自転車お置いたり、雨の日の作業場だったり、多目的に使います。


床板は桧・壁は漆喰・天井は和紙です。

どのお住まいも同じような仕様になってしまいますが、こなれた素材に間違いはなく、内装としての装飾は控えめでよいのだと考えています。

また、基本的に構造は隠さない主義で、そのためにも端正な構造を常に目指しています。

 


勾配天井にすることで空気が動きやすくなります。暖かい空気は上昇し、越え屋根の換気窓から抜けていきます。エアコンを使う暮らしであることはもはや常識ですが、合わせて風の抜ける工夫もしておくことでより快適に過ごせる季節が長くなります。

また、この家では夏場でも夜間通風のみでエアコンは使用しないという設定です。

 

勾配天井の上はセルロースファイバーを30cm充填し、断熱するとともに屋根構成を2重にし痛風を確保しています



歩いて5分でこのロケーションです。

川の近くという不安は少しあるけれど、川と共に生きていきます。

 

東京都北区からの移住です。

ご主人は有機農業を学ぶために1年前から週末小川町生活をしています。

定年後の移住と考えてきましたが、昨今の働き方の変化で通勤に融通が利くようになり、計画よりも早く移り住むことになりました。

 

自然エネルギーを利用しながら自立循環型の住まいを目指します。

極力自然エネルギーを使いながらも快適性や利便性も向上させ、暮らしのエネルギー消費を抑えていきます。

自然エネルギーのポテンシャルと省エネ機器を注意深く組み合わせてまいります。

 


2025.4 基礎工事が始まりました。

配筋工事といいます。

後からは見えなくなってしまう工事です。

間違っていても基礎を壊さない限り治すことができない工事です。

なのでこの段階で慎重に検査を行います。

 上端の3本は上端主筋で13mm主に引張に耐えます。中央部はあまり応力が作用せず、鉄筋を整える程度で10mm1本、スラブ配筋としつ土間高さに13mmを1本、下端主筋に13mmを3本、立ち上がりは溶接しないのでフックを付けて上端主筋を抑えます。
木造基礎でフックをつけると梁巾が150程度なので精度良くしないと被りが不足することがあり、注意が必要です。
この鉄筋屋さんはわかっていて斜め方向にフックをつけています。
正しい加工方法です。

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