繋ぐ家  小川町腰越

小川町の西、古くから人が生活をしていた暮らしやすく、古い文化を感じる地域です。

北側には小高い里山が控え、緩やかな南斜面の地域です。

小川町で賃貸に住み、子供たちを育てながら、小川に住まいを建てることに決まました。

古い建物が建っていた市街化調整区域のこの土地が気に入り購入し、解体をしての新築です。

「人と人とが出会い繋がる」

たくさんの方たちとに繋がりがある、ここに住むことになりました。

 

 

林業ハイキングで知り合い、小川町の山林の桧を伐採しつくりました。

素材も単純に杉・桧・漆喰・和紙

外観も至ってシンプルです。

黒いパネルは太陽光パネルです。

できるだけエネルギーは自前で賄います。

 

断熱性能を高め、機械設備に極力頼らないパッシブなつくりです。


玄関前は車庫というより、農機具を置いたり、自転車お置いたり、雨の日の作業場だったり、多目的に使います。


床板は桧・壁は漆喰・天井は和紙です。

どのお住まいも同じような仕様になってしまいますが、こなれた素材に間違いはなく、内装としての装飾は控えめでよいのだと考えています。

また、基本的に構造は隠さない主義で、そのためにも端正な構造を常に目指しています。

 


勾配天井にすることで空気が動きやすくなります。暖かい空気は上昇し、越え屋根の換気窓から抜けていきます。エアコンを使う暮らしであることはもはや常識ですが、合わせて風の抜ける工夫もしておくことでより快適に過ごせる季節が長くなります。

また、この家では夏場でも夜間通風のみでエアコンは使用しないという設定です。

 

勾配天井の上はセルロースファイバーを30cm充填し、断熱するとともに屋根構成を2重にし痛風を確保しています



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