小さなお子さんがいる住まいの間取りを考えるとき、子供の領分は成長に合わせて対応しなければいけないのだと思います。
まずはお母さんの近く、お母さんにとっても目の届くところにいてくれた方が余計な心配が無くていいですね。
お母さんの近くとは、キッチンからダイニング、その周辺です。
お絵かきが始まる頃、子供の領分はダイニングテーブルかリビングの座卓になります。
ダイニング周りでお話ししたように、ダイニングにはこの時期本当にたくさんの機能が求められます。
お絵かきが始まるということは当然そのための道具があり、道具があればどこかにしまわなければなりません。
絵本を読むようになるのもおもちゃで遊ぶのもダイニング周辺が多くなります。
本棚とまではいかなくても、絵本やお気に入りのおもちゃの一部が整理できる場所があると便利ですね。
小さなうちは個室入りませんね。ダイニングが子供部屋なのです。
ダイニング周辺が子供の領分
ダイニングからリビング周辺を子供の領分とすれば、お母さんにとっても子供の様子がよくわかるので安心できますね。
リビング又はダイニングの一角にみんなで使える書斎コーナー又は家事コーナーの延長のようなカウンターがあり二人分程度の椅子が置けると便利ですし、この時期大きなダイニングテーブルがあると多機能に使えて便利です。
個室はお子さんが小さければあえて間仕切りせずに広いホールやみんなで寝る寝室としましょう。
必要になった時に簡単に間仕切りが出来る計画にしておけばいいのです。
駒切れの部屋は物置になってしまいます。可変性を持たせ必要に応じ間仕切ることで多機能な空間になります。
ランドセルや絵本が置ける場所がほしい
小学生の間はランドセルや絵本などもすぐに手が届く場所においてあげると、宿題を見てあげたり、本を開く習慣付けにも役立つのではないかと考えています。
自分の部屋を与えても小さなうち自主的な利用はできません。
それよりは家族の近く、お母さんの近くで過ごす、小学生の間はこれでよいのだと思います。
ダイニングやリビングの計画段階で家事コーナーから繋がる子供の領分を考えておきましょう。