ダイニングは朝日の当たる場所がベスト
TVが見られるのもいいでしょう、音楽が聴けるのもいいですね。みんなが揃える十分なサイズのテーブルや座卓にくつろげる椅子があれば、居心地のいいダイニングが出来そうです。
リビングとキッチンの関係性も大切ですが、リビングとキッチンの間に挟まれると窓がとりにくくなります。大きくて開放感のある窓はダイニングにもほしいですね。設計上の工夫で開放感があり、明るいダイニングをつくりましょう。
住まいの間取りを考える段階で気を付けたいのはダイニングの場所です。
大切な事は暮らし方を想像してみることです。
みんなが一番集まるのは何時なのか、夜なのか朝なのか、それによってダイニングに相応しい場所は変わるのではないでしょうか。
住まいの間取りを考える上ではでは基本的に朝日が当たる場所をお勧めしています。
夜の食事も家族がそろうことが理想ですが、なかなかそうはいきませんね。子供たちも大きくなると余計にそろわなくなります。
でも朝ならば集まりやすいのではないでしょうか、一日の始まりは朝日が入る明るい場所で顔を合わせ、みんなで食事をしたいと思います。
住まいの間取りは本当に大切です。
暮らし方を考えどういう暮らし方をしたいのかじっくり考えてみましょう。
キッチンとダイニングの関係をパターンで考えてみます。
一般的に多いパターンで考えてみましょう。
○キッチンと一番一体感があるDK一室タイプ
生活感がすっかりダイニングにも現れるため、プライベート感が強い空間となります。調理に参加しやすくなりつくり手との一体感が強くなります。
キッチン機能と直結しているため便利ですが、来客を迎えるには不向きになります。
どうしても雑然としてしまいますのでくつろぐ空間としては不向きです。
○カウンターで仕切られたタイプ
カウンターで仕切られてはいても顔の見える一体感のある空間になりますが、手元や調理家電、ごみ箱などが視界から外れある程度バブリックなダイニング空間になります。
また、ドアが無いカウンタータイプは家族のつながりや家事の手伝いも自然な流れの中で行え、一般的にお勧めしやすいタイプです。
○独立型のタイプ
キッチンとは壁で仕切られ、ドアがある場合無い場合とありますが、キッチンが直接見えず、調理している顔が見えないタイプを独立型と言います。
どうしてもプライベート感が出てしまうキッチンから独立することで、リビングに近いパブリック空間となります。
来客が多く、来客を食事に迎える場合に生活感が抑えられ好ましい場合があります。また、調理に集中したい方にも向いています。
〇 アイランドタイプ
最近増えてきたのがアイランドタイプです。
ダイニングキッチンも家族の距離が近く、手伝いのしやすい家族の関係が濃いダイニングになります。
どのようなタイプが適しているか、その家族の暮らし方により変わります。
ひとつ考えるきっかけとして重要なのは、どのくらいの関係の来客までダイニングに迎え入れるか、そこを考えてみるといいと思います。
ほぼ全ての来客はリビングまでと考えるならば、キッチンと一体のプライベート感のあるダイニングでもいいと思います。
反面仕事の関係や、人を招いての食事を考えるのであればキッチント独立しているある程度フォーマルなダイニングも検討してみるといいでしょう。
この辺は空間の広さとも関係してきますので、実際にプランニングの中で試行錯誤してみることでその家族に適した形が見えてくると思います。
お友達とお茶ぐらい。という一般的に多いパターンでは手伝いもしやすくて一体感もあるカウンタータイプが使いやすそうです。