浴室から省エネを考える 住まいの間取り

湯を沸かすエネルギー

 

 省エネであることが良識であるという社会になりました。

持続的な社会の為にサスティナブルなエネルギーが求められ、自らが望む、望まないにかかわらず、大きなエネルギーシフトの中に私たちは生活しています。

 

 HEMS(エネルギー管理システム)などで使用エネルギーの管理をすることも省エネにつながると思いますが、管理を行う前に設備機器の見直しが必要です。

住まいの省エネは浴室に深い関係があり、浴室のエネルギー消費量は住まい全体の約30%あるとされています。

湯を沸かすということは大きなエネルギが必要だということがよくわかります。できるだけ保温性能が高い浴槽、浴室を選び、追い炊きの回数を減らすことも省エネに直結します。

また、省エネの観点からは窓は必要最低限にすることが適しています。

いくら断熱性の高いペアガラスやトリプルガラスでさえ壁面の数倍の熱が逃げていきます。

窓がないのは衛生的精神的にもよくありませんが、省エネを考えるときは大きな窓は控え、ほどほどにしておきましょう。

 

給湯器の性能とプランの工夫で省エネに

 

 給湯器は熱源を利用し、水をお湯に変える装ですからこの装置の効率性を上げることが省エネにつながりますが、それだけでは片手落ちです。

 住まいの間取りの工夫で省エネに暮らすことができます。

給湯器と浴室、キッチン、洗面の4つの位置関係でより効率的な運転が出来ます。

 

 プランニング段階で浴室とキッチンは隣り合わせ又は、できるだけ近くに配置します。

保温してあるとはいえ給湯器からの配管距離が延びれば管内の湯温が低下することは避けられません。

給湯器の設置場所についてはプランニング上で隣地との関係や、設置スペース、給湯機を置いた場合の通路幅など、事前に考慮し、想定しておくことも大切です。

 

また、エコキュートなど深夜稼働する機器の場合は特に近隣トラブルにならないように気を付けなければいけません。


歩いて5分でこのロケーションです。

川の近くという不安は少しあるけれど、川と共に生きていきます。

 

東京都北区からの移住です。

ご主人は有機農業を学ぶために1年前から週末小川町生活をしています。

定年後の移住と考えてきましたが、昨今の働き方の変化で通勤に融通が利くようになり、計画よりも早く移り住むことになりました。

 

自然エネルギーを利用しながら自立循環型の住まいを目指します。

極力自然エネルギーを使いながらも快適性や利便性も向上させ、暮らしのエネルギー消費を抑えていきます。

自然エネルギーのポテンシャルと省エネ機器を注意深く組み合わせてまいります。

 


2025.4 基礎工事が始まりました。

配筋工事といいます。

後からは見えなくなってしまう工事です。

間違っていても基礎を壊さない限り治すことができない工事です。

なのでこの段階で慎重に検査を行います。

 上端の3本は上端主筋で13mm主に引張に耐えます。中央部はあまり応力が作用せず、鉄筋を整える程度で10mm1本、スラブ配筋としつ土間高さに13mmを1本、下端主筋に13mmを3本、立ち上がりは溶接しないのでフックを付けて上端主筋を抑えます。
木造基礎でフックをつけると梁巾が150程度なので精度良くしないと被りが不足することがあり、注意が必要です。
この鉄筋屋さんはわかっていて斜め方向にフックをつけています。
正しい加工方法です。

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