蓮田の平屋

蓮田の家

「一つ屋根の下」って言いますよね。

まさにひとつ屋根の下に暮らすシンプルな平屋に見える2階建て

 

どう見ても平屋でも実は2階建てなのです。

2階の部屋の使い方によってはこんなスタイルもあるのです。

 

シンプルに努める理由

ライフサイクルが変われば暮らしが替わる。

シンプルに務めることで融通が利き、曖昧な空間も暮らしの変化を受けとめられる要素になるのではないでしょうか。

 

つくり過ぎないこともつくる上で大切にしたい。


建設地 : 埼玉県 蓮田市 市街化調整区域

 

木 材 : ときがわ木材 ときがわ町田中409 代表田中進   

 

構造  : 在来軸組み

 

外部仕上げ :屋根/ガルバリウム通気工法)壁/モルタルリシン(通気工法)

 

内部仕上げ : 天井/土佐和紙&杉板 壁/和紙&杉板

        床/1F桧 床暖房 2F/杉板30mm

構造材   : ほぼ全て地域材にて調達(ときがわ町山林)

        柱/杉&桧 土台/桧 梁/杉&桧 4寸角

 

建物規模  : 敷地面積323.0/㎡ 延べ床面積87.14/㎡

       

 

設計期間  : 約5.0月

工事期間  : 約5.0月

 

長期優良住宅認定取得 耐震等級2 温熱等級4 維持管理 耐久性 可変性

等身大の家


エントランス エクステリア

玄関~土間


土間は通路であり、作業スペースであり、収納スペースでもあります。

土間

 

かつて農家にとっては農機具置き場であり、作業場であり、台所でもありました。

町屋においても奥深い家の裏庭と表を繋ぐ通路とし、収納場所や台所として使われてきました。

 

この家にも土間があります。

表の玄関から裏までは抜けていませんが収納スペースとして玄関から繋がり、奥のプライベートルームへもつながります。

土間とは暮らし方により働く場所であり、収納場所でもあります。

 

 


リビング キッチン

ベッドルーム1 納戸


永遠に続けたい障子文化なのです。

障子

 

 平安時代から1000年もの間私たち日本人は障子の柔らかな光の中で暮らしてきました。

当初は雅な方たちの住まいに使われる高価な物でしたが、江戸時代以降じょじょに庶民の暮らしにも取り入れられてきました。

当時は桟(組子)がかなり太かったようですが、時代とともに細い桟(組子)に変り、デザインとして多様な組子が組まれるようになりました。

 

 障子は紙を張り替えることで室内の雰囲気を一新させるところなどは式年遷宮などの行いにどこか通ずるものを感じます。

意識することはありませんがそう考えてくると障子は日本人の美意識や価値観を表しているのではないでしょうか。

 

永遠に続く障子文化であってほしいので常に使い続けます。


プライベートルーム2 秘密の階段

小屋裏的2階


浴室 トイレ

文字どうりに ひとつ屋根の下

 

 「一つ屋根の下」って言いますよね。

文字どうり家族は一つ屋根の下に暮らすわけですが、それぞれが閉鎖された個室にいたのではせっかくの「一つ屋根の下」が残念だと思うのです。

 

 家族がどこかで気配を感じながら繋がっている。

おおらかにして少しにぎやかに  お母さんが料理をする音  お父さんの笑い声

籠ることが出来る個室があってもそれとなくみんなの気配を伝える「仕掛け」

そんなことをいつも考えています。


歩いて5分でこのロケーションです。

川の近くという不安は少しあるけれど、川と共に生きていきます。

 

東京都北区からの移住です。

ご主人は有機農業を学ぶために1年前から週末小川町生活をしています。

定年後の移住と考えてきましたが、昨今の働き方の変化で通勤に融通が利くようになり、計画よりも早く移り住むことになりました。

 

自然エネルギーを利用しながら自立循環型の住まいを目指します。

極力自然エネルギーを使いながらも快適性や利便性も向上させ、暮らしのエネルギー消費を抑えていきます。

自然エネルギーのポテンシャルと省エネ機器を注意深く組み合わせてまいります。

 


2025.4 基礎工事が始まりました。

配筋工事といいます。

後からは見えなくなってしまう工事です。

間違っていても基礎を壊さない限り治すことができない工事です。

なのでこの段階で慎重に検査を行います。

 上端の3本は上端主筋で13mm主に引張に耐えます。中央部はあまり応力が作用せず、鉄筋を整える程度で10mm1本、スラブ配筋としつ土間高さに13mmを1本、下端主筋に13mmを3本、立ち上がりは溶接しないのでフックを付けて上端主筋を抑えます。
木造基礎でフックをつけると梁巾が150程度なので精度良くしないと被りが不足することがあり、注意が必要です。
この鉄筋屋さんはわかっていて斜め方向にフックをつけています。
正しい加工方法です。

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