北本の家 改修工事
25日の日曜日、金額も決まり工務店と契約となりました。
7月の半ばからの着工となります。
工務店と建物確認です。
これは屋根瓦です。
新築当時の物で「埼玉26」と印があります。
何枚かみましたがみんな同じように埼玉26です。
上釉を掛けない素焼きで、品質的にも悪いようには見えません。
横溝が数本ありますがこれは当時の施工方法によるもので泥のくいつきを良くするための工夫だと思われます。
26というのが何なのか判りません窯の番号なのでしょうか?
荒川沿いには昭和の初期まではたくさんのレンガ窯や瓦窯があつたと聞いています。荒川の粘土は比較的質がよく、都内の工事にもたくさん使われたそうです。
今では埼玉県内で瓦やレンガを商業ベースで製造しているところはないと思います。
瓦は1階屋根は葺き替え予定ですので記念に1枚もらいたいと思います。
当時の標準的な土台廻り
白蟻にもやられていません。
まだしっかりしています。
基礎廻りの漆喰は、下地を修理して泥を塗り直します。
南側の丸桁は8間(約15.0m)あります。
たぶん新築の時に80年ぐらいの桧の丸太ですからすでにこの世に生まれて160年ぐらい。
自分の生涯と同じ時間住まいを支えてきました。
まだまだこれからもがんばってもらいます。
15.0mということは運べませんので、この家のご主人も生まれる前の事なのでわかりませんが、たぶん家の裏山にでも生えていた桧でしょう。
この材に限らず当時はおそらく材料のほとんどは自前です。
農家のスタンダードなつくりです。
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