基礎の立ち上がりコンクリート工事が終わりました。
手前の長いボルトはホールダウン金物といいまして土台を貫通し、基礎と柱を直接緊結し、柱の浮き上がりを防ぎます。
柱の浮き上がりとは
筋違という斜めの構造部材が取りつく柱では、地震の時に柱が浮き上がる現象が起きます。
イメージとしては三角定規
三角定規を横から押すと力の作用点は下に押しつけられ、反対側は浮き上がりますね。
これと同じです。
浮き上がりのチカラは筋交いの強さに正比例し、耐力が高い壁ほど浮き上がりのチカラも大きくなります。
1か所にあまり大きな浮き上がりのチカラが掛からないようにバランスよく耐力壁を配置することが大切です。
ただ闇くぼに筋交いを強化するのではなく、建物全体で荷重を分散できるようにすることが重要なのです。
この時期は寒いのでコンクリート強度の出現が遅くなります。
型枠(コンクリートを押せえる枠)も夏よりも冬の方が長く置いてコンクリートに衝撃を与えないようにすることが強度の高い基礎にするためには大切です。
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