そもそも基礎とは…その一
現在当事務所の設計の住まいが2軒基礎工事中です。
基礎があるのは当たり前、当たり前なことですが整理してみると基礎の大切さがよくわかります。
基礎の役割
建物の自重を受けてしっかりと受けること。受けただけでは足りません。受けた自重を地盤に荷重を伝えることが役割です。
また建物には自重だけでは無く、地震時の水平荷重や増幅された垂直荷重なども加わります。その荷重に関しても壊れることなくしっかりと受け止めて地盤に荷重を伝え力を逃がさなければいけません。
基礎の設計は地盤調査から
基礎だけが強固であっても地盤が弱く荷重で沈んでしまえば本も子もありません。
基礎の設計の前提になるのは地耐力といい基礎や建物を支えるその土地の耐荷重です。
耐荷重が弱ければ基礎幅を増やしたり、ベタ基礎にしたりして接地面積を増やします。
接地面積が増えれば荷重は分散され地耐力を補うことが出来ます。
また、地盤自体を改良して強度を増すことが現代の家づくりの標準工法のようになっています。
地盤調査を行い、その土地の地盤に合った基礎形状を採用することが大切なのです。
つづく たぶん明日
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