細い梁を上手に組み合わせる。 

物置

物置なのに素晴らしい木組み

昔は自分の裏山の林から木を伐り出したり、近くの山林から調達しました。

なので母屋には太く良い材木が使えても、物置まではなかなかよい材料が回らないことがありました。

大工さんはある材料を上手に使います。

太い梁で大きく受けることが出来ないときは小さな梁で荷重を分散させることを考えます。

この小屋はいい例です。

何層にも重ねることで荷重を上手に分散し柱に伝えます。

 

真ん中に補助の柱が建てられていますね。

90年の歳月で下がってきたのでしょう。

さすがに90年後の変形までは読めなかったようです。


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