最近、ある生協の本部に仕事の関係で伺いました。
都心の中心街にあり、当然周辺はビルばかりです。
周辺は都市計画によるものでしょうか、ほんの少しだけ緑が植えられています、街路もそう、落ち葉でクレームがこない程度に植物が植えられています。
こんな状況を見るといつも思うのですが、これは植物に対する虐待じゃないかと。
植物にとっては異世界にぽつんと置かれるさみしさ。せめて葉が触れ合うくらいに植えてあげられないものかと思うのです。
そんなことを思いながら生協に建物に入るります。この生協は減農薬や無農薬の食材から暮らしにまつわる素材についてできる限り安全なものを提供しようと頑張っているところです。
予定の階にエレベータで到着するとホールの床が杉板のパーケットフロアーが張られています。
どうやら塩ビ系の床材の上に敷いてあるようです。
無塗装で革靴で踏まれますから他の塩ビ系の床部分と比べ汚れも目立ちます。
板もなんだかかわいそうに見えてしまいます。
環境に配慮している企業の姿勢現しているのでしょうし、人工的な空間に安らぎをもたらし、それは働く人にとっても良いことだと思います。
でもなんだかかわいそう。
まあ植物と違い、生きているものではないのでかわいそうというのもまた変な言い方ですが、全く性格、性質の違うもものに囲まれた空間に置かれることに違和感を感じてしまうのです。もう少しバランスというか、壁にも使うとか、調和って、バランスってあると思うんです。
使われる側の身になって考えてみるのもいいんじゃないかな。
住いも同じ、RCの建物に無垢の床も良いと思いますがそれだけじゃかわいそう、植物を置くとか、壁や天井の一部に板や和紙を使う、でなければ無機質な部分と同等な面積で使う。
など調和、バランスを考えてみると素材も生きてくると思うのです。
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