杉の梁って美しいです。
よく大工さんたちもいうのですが、米松や集成材の方が強いから杉なんか使わないと。
木材にはそれぞれの樹種で、細かく言えば同じ樹種で個体によって圧縮や曲げ強度、せん断強度など違いがあり、確かに杉材の強度は一般的には集成材や、米松にはかないません。
でもね強度に見合うサイズを使えばいいだけのこと、
米松の強度に比べて20%落ちるのであればその分断面を増やせばいいだけのこと。
もちろん高さなどに制約があればそうもいっていられません、私もやむを得ず集成材を使うこともあります。
何が云いたいかというと必要な場所に必要な強度を持たせる。
その前提で、予算やコンセプトに合った樹種を選べばいいということなのです。
とにかくコスタダウンで細い材を使うという考えであれば集成材と米松、ホワイトパインの集成材でつくればいいわけです。
意外にプロと自認する人に限って自分の経験に縛られて融通が利かない。
どの世界でもいえること事かもしれませんね。
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