耐震等級2とか3とか温熱等級とか建物を性能値で評価するシステム的な考えは今後ますます増えてきます。
残念なことに昔ながらの工法では土壁で耐震性能を上げていくことには限界があります。耐震性能を上げて行きながらも土壁を使う方法は2つあり今の一般的な住まいのつくり方で取り入れることができます。
1:外断熱と耐力面材で壁の中をフリーにして真壁として土壁を使う。
2:内断熱と耐力面材+筋交い併用で大壁として土壁を使う。
今回の現場では2番目の大壁としての施工を紹介します。
左の写真が木摺り下地というもので伝統的な手で竹を縄で編んでいく竹小舞と違い大工さんが電動工具で施工できます。
また竹小舞の場合は壁に取り付けるために通し貫きという竹を留め付ける部材が必要になりそれが耐力的にも効果がある反面、筋交いや面材ほどの数値が出ないので伝統的で理想的な下地ですが普通に使うにはハードルが高くなりすぎてしまいます。
今回はコラムに飛んでね。
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