大阪障子とか大阪格子とか言われる伝統的な障子です
内側の障子がケンドンになっていて夏は取り外し、風を入れ、冬は障子を閉めて気密性を高めます。
主に商店の土間などに使われ細い格子を通して明るい店先がよく見える反面、外から暗い中は良く見えません。
プライバシーも考えた優れものです。
この大阪障子は桧で造られています。
一般的に障子は杉か桧で造られ、桧のほうが一般的には値段が高くなりますが、最高級ともなると杉の赤柾目か、桧も尾州の柾目だけとか、さてどちらが高いでしょうか。多分杉のような気がします。
今普通に桧で造っても1本あたり20万からとなるとおもいます。
なかなか作れる建具ではありませんね。なので古いものも貴重です。
小川町の長屋で出会った大阪障子でおそらくは90年ぐらい前の物、建物がそうなので多分そうでしょうね。
なぜ大阪障子というのかは知りませんが多分大阪の商人たちによく使われていたのかもしれません。ルーツも調べてみたいです。
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