手刻み
一般的には少なくなりました。
新築住宅のほぼすべてといっていいくらいPC入力からのマシンカットが主流です。
プレカットといいますが昭和50年ぐらいから始まり瞬く間に広がりました。
プレカットの良いところ
加工が早い
=全体工程が早くなり請負代金の入金が早くなる。
=仮住まいななどの期間が少なくなり負担が減る。
=加工費が手刻みに比べ安くなる。
複数のチェックが入り間違いが少ない。
安定した加工品質(加工の標準化)
プレカットの良くないところ
複雑な加工ができない
材そのものの持つ特性を活かせない、荷重を受ける面の選択や、見える面の選択などができない。
丸太や太鼓梁など個性的な材が使えない。
工場任せになり材が選べない。
手刻みの良いところはプレカットのほぼ逆です。
素材の個性が活かせる。
複雑な加工ができる。
良くないところは
時間がかかりコストが上がる(良くないとは限らないけど)
大工さんの持つている知識と経験、技が頼り、人により差が出る。
また建築の文化という観点からは手刻みも残していきたい技です。
継承できないと消えてしまいます。
何とか工夫して一部でも手刻みは取り入れていきたいと思います。
今年の秋口から手刻みの現場始まる予定です。
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