60歳からの住まい
さいたま市白幡の家 法定完了検査でした。
無事終了
少しほっとして3年越しの計画でしたから思い出もたくさんです。
午後14時からの検査、締め切り状態なのに中は意外に過ごせる。
勿論涼しくは無いけれどいられない暑さではないし、窓を開けるより閉めたままの方が快適、2階の空間も1階とおぼ同じで小屋裏の過熱も無い。
屋根の断熱がかなり有効に機能していると思われる。
断熱仕様は近年のベースとなってる仕様
屋根:屋根材を受ける野地板の下に45mmの通気層をつくりその下にさらに杉の野地板を張り、屋根面にセルロースを圧力をかけ200mm吹込み
壁:やはり外壁も通気層を21mm取り内断熱で120mmのセルロース吹込み
床:基礎断熱で床下も室内空間同一としています。
セルロースを使う理由は熱容量が大きく熱の伝導を遅らせることができるから。
一度暖まると熱が逃げにくい性質もあるが熱が伝わるのも遅らせることができる。
外気温がピークの時の熱が室内に伝わる前に外気が下がってくればよいのです。
真空にでもしない限り熱は必ず伝わる。
また機密性能を特別に高めていないので断熱層に入った湿気が抜けやすいのもセルロースのよいところ、壁の中に室内の空気が入ってもいいのだよ。というつくりです。
勿論結露計算を行い安全をクリアーした地域での使用となります。
近年の関東の断熱で一番気を付けるのは屋根です。
埼玉の屋根断熱は東北で冬に備えるのと同等にすることで夏に対処できます。
天井断熱では難しい、屋根断熱と屋根通気層が効きます。
さらに室内天井を空気層を挟んで2重に張るという技もあります。
埼玉の夏は屋根断熱が大事
そうすれば冬は大丈夫。
60歳からの家づくりでは光熱費のかからない省エネな暮らしも大切です。
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