昭和40年代のお住まいです。
暖かく暮らしたい、地震にもある程度強くしたい、味わいは残したい。
玄関位置、キッチンの位置の変更など間取りから変更したほぼスケルトン改修となりました。
少し疲れていた構造を基礎から補強し背筋を伸ばした感じです。
スケルトンに近い改修は新築と同程度の費用と時間がかかります。またそれだけ費用と時間をかけても新築と同程度の温熱性能や耐震性能を求めるのは難しいことです。
それでも良いから残したい改修したいという想いは大切に受け止め、そのご家族にとってどのような改修が良いのか時間をかけて相談し改修を行います。
住み継ぐということは語り継ぐことだと思う。
なんで柱に穴が開いているの?
それはね・・・
一般的な昭和世代のお住まいです。
もともとは平屋の建物でその後増築や改装をされてきました。
外部は外壁の張替えからサッシの交換など行いました。
断熱や耐震の改修はほぼ骨組みを露出しなければできません、そういう意味では解体と新たな造作が必要なため新築と同じくらいの費用が掛かります。
使う素材を見に行きながらも現場では基礎の補強や構造の補強が行われています。
使えるものは使い暮らしの履歴も現していきたいです。
古い材と新たな材が違和感なく現れるようにしたいと考えています。