川越市大正ロマン通り
大正時代から続く老舗の眼鏡屋さん
以前改修デザインをやらせていただきその延長線上に今回の依頼がありました、ありがたくお受けさせていただき、イメージも前回の延長線上で大正ロマンです。
敷地は川越の旧市内の特徴をよく表す、ウナギの寝床 間口が極端に狭く奥行きが長い
形状です。
既存はコンクリートブロック造3階建て 築50年 雨漏れもひどくリノベーションも検討しましたが躯体の構造耐力を上げるのは困難と判断し建て替えとなりました。
次の世代につなげるための建て替えです。
準防火地域で景観地区でもあります。
イメージは大正期の建物、住まいでもあるので目立ちすぎない看板建築とのご要望ですした。
これを機会に商売繁盛していただけると嬉しいです。
建物の構造は木造3階建てです。
準防火エリアにあるため防火の規定は厳しく受け木部の現しは室内及び外部とも法的にクリアーできる部分のみとしています。
ファサードや正面のアクセントになる建具は木製ですが、防火壁の取り方の工夫でクリアーしました。
正面意匠は左官仕事とし、小砂利の洗い出しとリシン掻き落としという古風な仕上げとしています。
左官仕事は実は大工仕事の下地作りによって左右されます。
下地で段差をつくったり実は大工仕事に手が込んでいます。
住まいでもあるため出来るだけ控えめな意匠がよいあまり主張しないで、というオーナーの希望もありながら大正時代から続く4代目カニヤに雰囲気が出せたかなと思います。
更新途中でございます。12.16