電気設備で気を付けたいこと 02
コンセントの高さって決まってるの?
コンセントの使い方には大きく分けて2つのタイプがあると考えています。
ひとつは使用用途が特定されているコンセント
ひとつは汎用的に使われるコンセントです。
使用用途限定とはたとえば、冷蔵庫やエアコンです。あまり抜き差しすることもなく入れたら何年もそのままです。ほこりが付着して漏電など起こしにくいようになるべく高い位置に付け、使用目的に最適な位置とします。
家電品もそうですね。電子レンジや炊飯器なども、それ専用になることが多いので、レンジ台の高さなどを加味した最適な高さや位置とします。
電話なども電話代を置かれるのであればその高さを考えた位置が余分なコードが伸びることもなく見栄えもいいですね。
それに対して用途が限定されていないコンセントも必要になります。主に使うのは掃除機などになります。
高さはどうしましょう?
一般的な床から30cmですか、20cmでしょうか、ここでよく考えていただきたいのはその高さです。
コンセントを抜き差しるすためにかがみこむ高さが掃除機に相応しいでしょうか、かがまなくても床から70cm位(テーブル高さぐらい)ならも抜き差ししやすく快適に使えるのではないでしょうか。
もし腰が悪くなったらと考えると、楽な位置にあるに越したことはありませんね。
このように「とりあえずあれば掃除とかに使える」という汎用的な目的のコンセントでも暮らし方を考えるとよりふさわしい位置、高さが見えてきます。
自分ではなかなか気が付かないことでも経験と知識のある設計者、施工者と一緒であればより暮らしやすい仕組みが整うことでしょう。