永く暮らしてきた住まいを負の資産として残したくない。
人口減
経済停滞
土地余り
空き家の増加
上がらない給料
暮らしを取り巻く環境が大きく変わりました。
親が良かれと思い頑張ってつくりあげた資産も価値観が変わり負の遺産と捉えられてしまうことが起こります。
誰も住まない家でも固定資産税は払います、草むしりも必要です、近隣からは迷惑な建物とみられ、空き家のいいところは一つもありません。
定年近くになったら元気なうちに負の遺産になりそうなものを整理し、上手にたたむ準備ができたらいいなと思います。
定年近くとは55歳から65歳ぐらいをイメージしています。
資産状況は人それぞれですが、可能であれば元気なうちに体が動くうちに目の前の環境を変えることがいいのではないかと思います。
住まいをコンパクトにリニューアルする。
解体しコンパクトな住まいを建てることも有りだと思います。
60歳からの新築や改修の勧め
健康で暮らせれば60で新築しても85まで暮らせれば25年、築25年であれば自分は住めなくとも賃貸で貸すこともできると思います。
目の前の環境ががらりと変われば気持ちも変わり、暮らしの行動も活力あるものに変わりそうです。
今更お金を使うのか、ローンを組むのかと反対されるかもしれませんが、いらないものを整理しコンパクトな暮らしになれば引き継ぐ子供たちも楽になると思います。
またこの機会に資産のお話や、相続の整理なども考え前もって伝えておくこともできるかもしれません。
家を建てる改修するまで至らなくても60歳はこれからのことをよくよく整理し、やりたいこと、やらなきゃいけないことを考えてみるそして思いついたら動きだす。
まだ何か新しいことにチャレンジできる歳だと思います。
健康的な暮らしにつながる。
昭和の一般的な住まいであれば、建て替えたり、大規模な改修で断熱性を上げ耐震性を上げれば健康に暮らすことにつながります。
近年の住宅のつくりは昭和の建物からすれば格段に断熱性能等が構造し、室内の温度差も少なく寒い冬に起こりがちな心臓の病気などのリスクも減ります。
またオール電化で火災のリスクからも逃げられ、鍵の工夫などで防犯性も上がります。
床からの湿度も遮断され室内環境が確実に向上します。
また設備をリニューアルすることで水漏れや雨漏れなど住まいのリスクを減らすことができます、対処療法でしょっちゅうお金が出ていくようなことも無くなります。
また、今の土地建物を処分し、郊外に小さな土地と住まいを求めることも有りだと思います。
家庭菜園を始めてみたり前向きな暮らしができるのではないでしょうか、場所によっては季節の住まいとして子どもたちが喜んでくれるかもしれません。
そんなチャレンジができるといいなと思いながらも自分ができるのかというと、なかなか難しいものがある私は今年60歳考えないといけないです。
使用した写真は昭和40年代の住まいの改修です。
断熱性を上げ、地震に強くし、設備のリニューアル(配管全て)、内装を昔に戻し漆喰や土壁に、今後さらに古びても味わいの増す素材を使い、今まで頑張ってきてくれた柱も隠さず新旧入り混じった空間になりました。