すべての基本は「耐震」にあります。
地震時の安全を確保するにはまず「耐震」(耐力壁)を十分に考慮し、耐震性能を上げることが必要です。
耐震等級2を又は3を取得する住宅であれば、耐震等級1を満足する制振工法よりも安全性は高いと考えます。
耐震・制振・免震
住宅を新築やリフォームしようと考えるとき、多くに人がその意識の差こそあれ耐震性を考えない人はいないのではないかと思います。
少し興味を持って住宅雑誌を購読したり、勉強をすれば必ず「耐震工法・制振工法・免震工法」という言葉を目にすると思います。
それぞれが地震に対しての処置であることはわかりますが、それぞれが何であるのか、何を重要視すればよいのか、考えてみたいと思います。
地震対策においての基本は「耐震工法」です。
制振工法を採用する場合であっても、耐震工法にプラスすると考えてください。
同じく免震工法を採用する場合でも、耐震性能の低い建物ではその効果は限定されます。
制振・免震それだけ単体では成り立ちません。
すべての基本は耐震にあることを忘れてはいけません、費用を低く抑えながら地震での耐久性を高める一番有効な手段は、構造的に整理された間取りとバランスの良い耐力壁の配置です。
そこを疎かにしては免震も制振も十分な効果は発揮されません。
広告や誰かのお勧めを検討する前に基本的な考え方を家づくりのパートナーと整理し、理解して取り組むことが必要です。