完成しました。
ご希望はなるべく自然に暮らしたい。
猫と暮らす住まい として考えてほしいというリクエストもありました。
出来るだけ開放感を持たせ風を呼び込みながら自然体で暮らせる住まいをp考えました。
自然素材で人にやさしい住まいは動物にも優しいものです。
猫と暮らす住まいには猫の遊び場や隠れる場所も必要です。梁の上を渡って歩いたり
住まい全体がキャットタワーと考えると楽しいですね。
家族の暮らしを表す言葉に「一つ屋根の下」って言いますよね。
文字どうり家族は一つ屋根の下に暮らすわけですが、それぞれが閉鎖された個室にいたのではせっかくの「一つ屋根の下」が残念だと思うのです。
家族がどこかで気配を感じながら繋がっている。
おおらかにして少しにぎやかに
お母さんが料理をする音
お父さんの笑い声
籠ることが出来る個室があってもそれとなくみんなの気配を伝える「仕掛け」
そんなことをいつも考えています。
猫と暮らす住まい 埼玉 さいたま市奈良町に完成です。
建設地 : 埼玉県 さいたま市 奈良町
木 材 : ときがわ木材 ときがわ町田中409 代表田中進
構造 : 在来軸組み
外部仕上げ : 屋根/ガルバリウム通気工法) 壁/ユニプラルコテ仕上げ(通気工法)
内部仕上げ : 天井/土佐和紙&杉板 壁/漆喰&杉板
床/1F桧 床暖房 2F/杉板30mm
構造材 : ほぼ全て地域材にて調達(ときがわ町山林)
柱/杉&桧 土台/桧 梁/杉&桧 4寸角
建物規模 : 敷地面積/101.91㎡ 延べ床面積/100.92/㎡
設計期間 :2014.6~
工事期間 :2014.12 ~ 2015.7 約7.0月
長期優良住宅認定取得 耐震等級2 温熱等級4 維持管理 耐久性 可変性
メインテーマは実は・・・
猫が楽しく暮らす家
なんです。
爪とぎし甲斐がある家とも言えますが・・・・・どうなんでしょうか。
キャットタワーという猫遊具がありますが、家全体が遊具でもいいんじゃないでしょうか。
梁とか渡り歩きますよ。
ちなみにこちらは我が家のななこ
奈良町の家見学させていただきました。
見学したの坂東市で計画している家族です。
おとなしくしていられるかな~とお母さんの不安は飛んでいきました。
子供たちは箱階段にあるドラエモンの絵本を見つけて夢中!
おかげさまでゆっくり見学できました。
ドラエモンの力はすごいですね。さっそく事務所にも置かなくちゃ!
本日は久々にかわいいお子さんとも触れ合えて、心安らぐひとときをありがとうございました😄
広い敷地に建つ福田さん設計の家、これからHPで楽しみたいと思います✨
○○様へ
先日は見学させていただきありがとうございました!騒がしい子どもたちも一緒にお邪魔してしまって申し訳ありませんでした…。
福田さん&盟章さんが建てた家をこの目で拝見するのは初めてでしたが、この目に狂いはなかったと確信しています!私たちも○○さんのように素敵なお家が建てられることを楽しみにしたいと思います!
玄関/すっきりとした玄関ホール。靴箱は風を通すために上下の空間をあけている。土間は表面が乾く前に水洗いして小石を浮き出させた“洗い出し”で、空間の表情に柔らかさをプラス。
間取りのコラム 玄関:パブリックとプライベート
洗面化粧台/オリジナルでつくる場合のポイントは洗面ボウルの選び方
カウンターが木製やタイルの場合は水洗金具がボウルに取り付くタイプがお勧め、
カウンター取り付けだと水洗金具についた水滴がカウンターを濡らし黒黴の原因になりやすい、タイルも目地が黴易くなる。
いつの間にか消えていく室内のガラス
ギヤマンやビードロと言われた時代
障子か板戸しか見たことが無かった時代
硝子が使われた洋館の建具は当時の日本人に驚きを持って受け入れられてと聞きます。
そんな憧れから手に入れたガラスもいつのころからか樹脂に変り、今では室内でガラスを見ることが少なくなりました。
特に写真のようなデザインされたガラスは現在大手ガラスメーカーでは製造していません。
明かりを通すという機能ではアクリルやポリカーボネートの樹脂でも同じかもしれませんが味わいが違うのです。
味わいが違えば愛着も違います。
ここぞという建具には是非本物のガラスを使っていただきたい。
欠点は衝撃に弱く割れると危険ということ
使う場所位置などを考慮して安全に使いましょう。
階段/木目が進行方向ときれいに垂直になった階段のステップ。手すりなどひとつとっても、丁寧で美しい仕事をもとめている。肌で直接触れるところは木の質感に特にこだわる。 オリジナルな手摺子供の指もかかり丁度良い。
間取りのコラム 意外に難しい階段の場所
住む人の個性はそれぞれ
住まいは社会の環境の中に置かれるものです。
住む人の主義主張は大げさに表すものではなく、微かに零れ落ちる位が調度よいのだと思います。
周辺環境とよく馴染みながらも個性が少しだけ垣間見える。
そうなるように心がけています。
ロフト/北に向かって高くなる屋根を利用し、収納用のロフトをつくった。構造的に必要な梁も、愛猫にとっては願ってもない遊具。ロフト内にはハイサイドの窓も設けている。階下で開閉可能で、空気の出入口となる。
猫は梁を伝いいたるところに移動します。
猫と暮らす自然素材の家です。
あそび心
「階段ホールに書棚がほしい」これは建て主さんからの要望
「書棚があるなら本を選んで腰かけられるベンチがあるといい」これは設計者の反応
「どうせ書棚をつくるなら箱階段でロフトに上がろう」これは設計者の遊び心
きちきちに用途で区切るというのは住宅にはふさわしくないと感じています。
適当に「曖昧な場所」を設えておくほうが居心地がよいように感じています。
求められる用途をこなすのはもちろん大切な事ですが、
「居心地がよい住まい」=「気持ちが豊かになれる場所」
どうしたらそうなるのか、暮らし方を想像しながら考えることも大切なのだと感じています。
オリジナルのカップボードです。
オール杉材でつくりました。
合板などの建材は食品や器を収納する場所なので出来るだけ使いたくないところ
合板などを使う場合は使用する前に出来るだけ開けて揮発物質を放散させてから使いましょう。
一番下の通気口がある引き出しは
「根菜入れ」
ジャガイモや玉ねぎなど常温保存したい野菜入れで、建て主さんからのリクエストで
今回初めて作りました。
もう少し通気口大きくてよかったかな。
配膳スペースとしてのスライド棚は何時も好評です。
ご飯をよそったりする時に重宝です。
食品を扱う場所なので無塗装ですが、汚れ防止に米から作ったワックスを塗り込みました。
塗らないよりはましという程度の効き目です。
間取りのコラム キッチンに自由を!
健康的な押入れ環境をつくりましょう。
床(棚):押し入れなどの中段などはスノコとしましょう。
スノコの素材は杉板の15mm程度 板と板の隙間は15mm程度取りましょう。
杉板は導管が多く、柔らかな素材ですが沢山の湿気を吸収し、乾燥すれば放出してくれます。
隙間をつくることで衣類や布団は空気に触れる面が増え、乾燥が促されます。
壁:①壁も湿気を考えるのであれば杉板がお勧めです。
壁:②杉板より湿気に対しての吸収能力は落ちますが漆喰壁も押入れにはふさわしい素材です。
漆喰は強いアルカリ性であるため菌類やカビの発生をかなり抑えてくれます。
杉板に漆喰の押し入れや収納は今では珍しいかもしれませんが、昔で言えば当たり前のつくりなのです。
今の新しい素材と比較してもより健康に良い物は昔からあるのです。
コラム:健康的な押入れのつくり方
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