2019.2
見沼 いちもくの家
お問い合わせをいただいていたのは去年の8月ですでに半年となります。
いちもくさんは長野県で家具工房を主宰されています。
この計画はお母様の介護の関係でご実家の近くに転居されることになりました。
計画は家具工房の作業場と住まいの新築計画です。
市街化調整区域に土地を求められました。南に開けた田んぼを見おろす見沼田んぼの高台です。
長野のお住まいはログハウスでセルフビルドで造られたとのことで二度目の家つくり、家具や建具はセルフビルドの予定です。
小さな住まいと使いやすい工房をつくります。
ある意味プロ同士の家づくりなので楽しいことができると期待しています。
市街化調整区域に建てます。
市街化調整区域とは市街化することを防ぐ目的でその地域を定めています。
無秩序な開発を防ぎながら農業地や緑地を守る意味合いもあります。
市街化調整区域に住まいをつくったり、今回のような工房をつくるにはある一定の条件があります。
そのため市街化区域よりも許認可にも時間がかかり様々な手続気があります。
事前協議から始まり、開発許可や適合証明、排水放流許可などもあります。それぞれがすべて整ってから通常必要な建築確認申請となります。
建築確認許可まで取得し今日は具体的な構造材の加工の打ち合わせです。
数ある打ち合わせの中でこの打ち合わせが私的にはとても疲れます。
間違ってしまったら大変なので加工図は何度も修正し、承認となり加工が始まります。
上棟予定は7月下旬となる予定です。
まだ途中ですが模型進んでいます。
数値で面積や距離を把握するには図面じゃないとできません。だから見積もりや工事には図面で充分、プロ同士であれば図面だけ立体のイメージは共有できます。
模型はイメージを伝えるには最適で、図面で伝える事より多くのことを共有できます。
ただ時間がないとつくれない。どうしても最低限必要な図面が先行するのでこちらに余裕がないとできないのです。
ここの所、余裕がないので模型は学生アルバイトに来てもらっています。東洋大学の工学部がすぐ近くなので建築家の学生君が授業が空いてるときに来るというパターンで4人が入れ替わり登場しています。
2軒目なので慣れてきて早くなりました。
こちらが追われる。